
査も行うことが可能となる。
?議題2に関する勧告として、下記のとおり採択した。
*ICAOは、加盟各国及び関係団体に対して、マニュアル案(DRAFT ICAO Manual of ATS Data Link Applications)を参考にするよう奨励すること
*ICAOは、データリンクに関するSARPsを担当する他のパネルに対して、マニュアル案に記載されている運用要件を考慮するよう要望すること。
(3)議題3:ADSが与える効果を含むATMデータリンクがATSに及ぼす効果の検証
?RGCSP/9が策定した、横方向及び縦方向の管制間隔の最低基準に関する第11付属所及びPANS−RACの改定案について検討した。ADSPは従来からRGCSPに対してADS環境下において適用されるべき最低基準として、洋上低密度空域にあっては30NM/30NMとするよう提案してきたところであるが、改定案では、方式管制環境下における最低基準について述べられており、監視要件としては、従来のパイロットによる位置通報が主体で、ADSについては、一部自動位置通報として記載されているにすぎないため、会議では、RGCSPとの密接な調整の必要性を確認した。
?CPDLCで使用されるべき言語について検討した。結論として、メッセージ・セットを翻訳する場合の技術上、運用上及びHMI(Human−machine interface)に関連する諸問題が解決され、PANS−RACが改定されまるでの間、CPDLCメッセージ・セットで使用される言語は英語のみとした。
?議題3に関する勧告として、下記のとおり採択した。
*RGCSPが、第11付属書及びPANS−RACの改定を行う場合は、ADSPが作成したマニュアル案を考慮すること。
*CPDLCで使用される言語は英語のみとすること。
(4)議題4:ATSにおけるADS及びその他のデータリンクの使用に関するSARPs方式及びガイダンス・マテリアルの策定
?第2付属書及び第11付属書とPANS−RACの改定作業を行い、これらは1998年11月に適用予定である。またガイダンス・マテリアルの修正作業を行った。
?議題4に関する勧告として、下記のとおり採択した。
*ICAOは、CPDLCメッセージ・セットを考慮した音声通信用語の見直しを行うこと。
*RCP概念を含む通信に対するATM運用要件が、ICAOにより明確に策定されるまでの間、CPDLCを補足するための管制官−パイロット直接音声通信は、安全を確保するための必須要素と考えるべきであること。
*ATNPは、ATN SARPsを改定する場合は、マニュアル案に記載されているADS、CPDLC及びD−FISメッセージ優先順位を考慮すること。
*ICAOは、ADSPの作成したマニュアル案を早急に全てのICAO言語で、ICAOマニュアルとして発行すること。
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